Price Checker の便利な5機能|26サイトの相場が一画面で分かる Chrome 拡張

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私の家の買い物の話から始めます。妻と二人で家計を握っていて、高校生の兄弟が二人いるので、毎月そこそこの量の買い物が発生します。ゲーム機の周辺機器、参考書、運動部の備品、家電の買い替え、消耗品の補充。週末になると、リビングのノートPCの前で「これ、Amazonで買うか、楽天で買うか、ヨドバシのオンラインで頼むか、それともメルカリで状態のいい中古を探すか」と妻と相談するのが、もう何年も続く我が家の風景です。

ある時期まで、私はこの判断のために5枚も6枚もタブを開いて、Amazonの価格、楽天の価格、楽天のポイント還元率、ヨドバシのゴールドポイント、メルカリの相場を1つずつ見比べて、電卓を叩いていました。1商品で5分。週末に5商品調べたら25分、月に20回やれば100分以上が消えていく。ある日、妻が買い物の相談中にスマホを操作している私を見て「それ、何の作業に時間使ってるの」と聞いてきて、答えに詰まりました。価格の比較に時間を溶かしている、というのは、自分の人生の使い方として明らかに間違っているなと、その瞬間に思ったんです。

そこから生まれたのが、私が開発・運営しているChrome拡張「プライスチェッカー(Chrome拡張)」です。今日は、開発者本人として「私自身が日々の買い物で一番助けられている」5つの機能を、開発の裏側のエピソードを混ぜながら書きますね。結論から言うと、慣れれば商品ページを開いて数秒で26サイトぶんの相場が一画面に並びます。電卓を叩く必要はもうありません。

自動価格比較と実質価格、この2つが拡張の心臓部

最初に言いたいのは、この拡張の機能の中で、自動価格比較と実質価格の2つだけは絶対に外せないということです。残りの機能はぜんぶ、この2つの上に乗っているおまけみたいなものだと自分では思っています。

自動価格比較というのは、商品ページを開いた瞬間に、裏側で対応26サイトに対して並列で検索が走る仕組みです。Amazonを開いていれば、楽天はいくらか、ヨドバシはいくらか、メルカリの相場はどれくらいか、というデータが、数秒で同じ画面に並びます。検索キーは商品名から自動で抽出していて、結果はサイトごとに価格とリンク付きで一覧表示される。古い結果が混ざらないよう、ページを開くたびに再取得する設計にしています。手動で同じ作業をやろうとすると30分かかるところが、回線次第で十数秒から数十秒で終わります。商品名をコピペして別タブを開いて貼り付けて、という作業がまるごと不要になる、というのが、私が一番作りたかった体験でした。

そしてもう一つ、実質価格でフェアに比べるという機能。これが拡張の心臓部です。価格比較で一番ややこしいのは、ポイント還元率の扱いなんです。楽天で10,000円・ポイント10%と、Amazonで9,500円・ポイント還元なしを並べたとき、頭の中で「楽天は実質9,000円、Amazonは9,500円、つまり楽天のほうが500円安い」と計算するのは、家族で買い物しながらやるには無理があります。なので拡張は、楽天の標準ポイントとショップ独自ポイント、Yahoo!ショッピングの基本付与、Amazonのポイント付与商品なら付与分、これらを反映して実質価格で並べ替えてくれる。電卓を叩く必要が消えます。

開発しているとき、楽天のポイント計算式を読み解くのに何週間もかかりました。標準ポイント、ショップポイント、SPU、お買い物マラソンの上乗せ、月間獲得上限。仕様書を読みながら「これ消費者に頭で計算させるの無理やろ」と何度も呟いて、何度もコードを書き直して、ようやくいまの実質価格表示にたどり着いています。家族の買い物で「あれ、ポイント込みだと楽天のほうが800円得やん」となる瞬間を毎週のように体感していますが、開発者として一番作って良かったと思える機能はこれです。

セールティッカーと26サイト対応で、判断の前提が揃う

ここから残り3機能の話です。自動価格比較と実質価格が心臓部なら、こちらは血管とか神経系みたいなもので、これがあるおかげで「いつ動くか」「どこを見るか」が決まります。

セールティッカーは、ブラウザ右上のアイコンに、現在開催中のセールを赤い点滅ドット、開催予定のセールを黄色いドットで表示する機能です。アイコンをクリックすればセールページに即ジャンプできる。設定画面からON/OFFも切り替えられる。何でこんな機能を作ったかというと、セールの開催日を覚えておくのが本当につらいからです。楽天スーパーセールとお買い物マラソン、Yahoo!の5のつく日と日曜日と超PayPay祭、Amazonのプライムデーとブラックフライデー、これを全部カレンダーに入れて把握するのは家族の片手間では無理。だからブラウザの右上にドットだけ出る、という設計にしました。「いま動くべきか、来週まで待つべきか」が一目で分かる、というのが、この機能のいちばんの価値です。私自身、妻と買い物の相談を始めるとき、まずブラウザ右上のドットを見てから話を始めるルーティンになりました。

対応サイトは現在26サイトです。総合EC、家電量販、PC専門、フリマ、専門店までカバーしています。総合ECはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・au PAY マーケット・Qoo10、家電量販はヨドバシ・ビックカメラ・エディオン・ヤマダ電機・Joshin・ケーズデンキ・ノジマ・コジマ、PC専門はツクモ・ドスパラ・ソフマップ・NTT-X Store、フリマはメルカリ・Yahoo!オークション・PayPayフリマ、専門店は楽天ブックス・楽天ファッション・カメラのキタムラ・dショッピング・価格.com、という顔ぶれ。家電・PC・カメラ・本・服・中古まで、日常の買い物の大半をこの26サイトで横断できる設計にしました。「カバー範囲が広いほど判断は速くなる」というのが、運営しながら日々実感しているところです。

そして最後の柱、設定不要で動くという設計思想。これは機能というより哲学に近い話なんですが、開発初期、私は「機能を増やすほどユーザーは喜ぶはず」と思って、設定項目をたくさん用意していました。家族にテストで使ってもらった結果、設定画面を見た瞬間に閉じる、という現実を突きつけられた。妻も子供も誰一人、設定をいじろうとしなかった。それで全面的に設計を変えて、インストールしたら設定不要で即動作、アカウント登録なし、会員情報・購入履歴は一切取得しない、という3点を徹底することにしました。Chromeウェブストアからインストールして、商品ページを開けば、それで終わり。マニュアルを読み込まないと使えないツールにはしたくなかった、というのが、いまも変わらない私の信念です。

開発者として、この拡張をどう使っているかという本音

正直に書きます。我が家での使い方なんて、派手なものではないんです。リビングのノートPCでAmazonを開き、まず拡張のパネルに目を通して、「Amazonでポチるか、ヨドバシで取り寄せるか、メルカリで状態のいい中古を探すか」を1分以内に決める。それを月に何十回も繰り返している、ただそれだけです。

でもこの「1分以内に決める」が、家族の時間にとっては大きい。週末に妻と「これどこで買おうか」と相談する時間が、5分から1分に縮まる。月に何度も繰り返せば、家族で一緒にUSJに行く時間とか、子供と買い物の話以外をする時間とかに振り分けられる。私が拡張機能を開発し続けている理由は、本質的にはこれです。価格比較に時間を溶かしていたひとりの消費者が、自分の困りごとを解決するために書いたコード、それが「プライスチェッカー(Chrome拡張)」というツールの正体なんです。

注意点もきちんと書いておきます。PC版Chrome専用で、スマホ版ブラウザでは動作しません。Chrome拡張という仕組み自体がモバイル非対応なので、ここはどうにもできない部分です。各ECサイトの利用規約とrobots.txtを尊重する範囲で動作していて、業務用の大量データ取得には設計していません。価格やポイント還元の表記はサイト側の表示が正で、最終購入時にカートで再確認してください。ご家族のアカウント情報や購入履歴は一切取得しません。公開ページの価格・送料・在庫情報のみを参照しています。

自動価格比較・実質価格・セールティッカー・26サイト対応・設定不要、この5つだけ覚えていれば、インストール初日から買い物の時間がはっきり減ります。私自身がそうやって日々助けられているので、これは胸を張って言えることです。電卓を叩かなくていい買い物体験を、ぜひ一度試してみてください。

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著者プロフィール

パンゲア — Price Checker(Chrome拡張)開発者・USJ年パス勢パパブロガー。大阪市在住、高校生兄弟2人と妻の4人家族。Web エンジニアから独立し、ECサイト横断の価格比較拡張を運営しています。

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